南極の沿岸にすむアザラシです。海氷の下で泳ぎ、氷に開いた穴や割れ目から息をします。
体に対して頭は小さく、背中は灰色と黒が混じる模様です。腹側は主に白くなっています。
南極のマクマード湾で、水中の観測所がウェッデルアザラシの声を録音しました。2017年11月から翌年11月までの13か月を調べると、人の耳に届く上限とされる約20キロヘルツ以上の音を含む鳴き声が9種類見つかりました。短い音を組み合わせた声もあり、その最初の音は最大49.8キロヘルツに達しました。9種類のうち8種類は、調べた13か月のうち少なくとも11か月で確認されました。
研究者が春の24時間と冬至ごろの24時間を比べると、冬には繰り返す高い声2種類が、その日に記録された超音波の鳴き声の62%を占めました。高い声の役割は、仲間への合図なのか、氷の下で周囲を知る手がかりなのか、まだ明らかになっていません。ウェッデルアザラシの声は、人の耳に聞こえる音域を越えて南極の海に響いています。
IUCNレッドリスト · 低懸念(LC) · 世界全体
IUCNの2026年版世界評価では、ウェッデルアザラシは低懸念(LC)に分類されています。