長い首と強い脚を持つ、空を飛ばない鳥です。アフリカの草原などにくらしています。
足の指は2本です。大人のオスは黒い羽と白い尾、メスは主に茶色の羽を持っています。
ダチョウは、アフリカの草原や乾いた土地に暮らす、世界で最も大きな現生の鳥です。飛べませんが、力強い脚で走り、翼を広げてバランスを取ります。地面を移動する暮らしの中で、植物を主に、手に入るさまざまな餌を食べます。大きな体と翼は、開けた土地で走る生活にも使われています。
ニジェールでは、北アフリカの亜種が野生から姿を消したあと、保全施設で繁殖を続けてきました。2026年9月2日、ガダベジ生物圏保護区へ八羽が放されました。メス五羽とオス三羽からなる最初の群れです。繁殖地どうしの協力や血筋の管理、地域への説明など、長い準備がこの一歩を支えました。
担当する団体は、放した鳥の生存や移動を見守り、将来の繁殖につなげることを目指しています。鳥を育てる仕事から、野生の環境で暮らしを確かめる仕事へ、取組が広がる段階です。すみかを守り、周囲の地域と協力を続けながら、野生で次の世代が育つ個体群を作ることが目標になっています。
IUCNレッドリスト(保全機関の種紹介掲載) · 低懸念(LC) · 世界
北アフリカの亜種では、狩猟や卵の採集、生息地の劣化などが大きな問題です。ニジェールでは、施設での繁殖や遺伝的な多様性の管理、放鳥、地域と協力する見守りが進められています。