オオハナジログエノンは、鼻の白い斑点と濃い毛色が目立つ、西・中央アフリカのサルです。果実や種子を食べ、木の上で活動します。
鼻を覆う白い斑点が目立ち、毛色はオリーブ色から黒色まであります。頬には、餌を一時的に入れておく袋があります。
コンゴ共和国の森林で、野生のオオハナジログエノン13群にヒョウの模型を見せ、メスの警戒声とオスの行動を調べました。各群れはオス1頭と複数のメスや若い個体からなり、群れの大きさは7~22頭でした。メスが声を上げると、オスは群れを守るために近づき、模型を追い払うことがありました。研究者はオスの警戒声だけの時と、実際の追い払いが起きた時を分けて、メスの反応を比べました。
メスはオスの警戒声を聞いただけでは鳴きやまず、オスが群れを守り始めた時に警戒声を止めました。オスが呼び寄せに応じなかったり、模型を追い払わなかった場合、メスは鳴き続ける時間が長くなりました。群れのなかで、鳴き声がオスに助けを求める合図になることを示した行動実験です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
メスの警戒声のあとにオスが実際に群れを守り始めると、メスは鳴きやみました。オスの警戒声を聞くだけでは止まりませんでした。