日本には春遅く渡ってきて、オスが「カッコウ」と鳴く鳥です。
腹には細く淡い縞模様があります。
ヨシキリの巣の近くで鳴くカッコウの声には、オスとメスで違いがあります。英国の野外実験では、メスのカッコウが出す「チャックル」を聞いたヨシキリは、タカの声を聞いたときと同じように警戒しました。巣の卵に注意を向けるより、親鳥自身を守る反応が強まり、ほかの鳥の卵を巣から取り除く割合も下がりました。
一方、オスの「カッコー」という声への反応は、害のないハトの声と同じ程度でした。メスの声がタカを思わせる性質をもち、ヨシキリの巣を守る行動に影響していました。カラ類も、メスの声とタカの声には、オスの声やハトの声より強く警戒しました。メスが巣に卵を置いた後に鳴く声には、巣の親の警戒を自分へ向ける働きがありました。
IUCN Red List · Least Concern (LC) · Global species-level assessment
IUCNレッドリストの2024年世界評価では、カッコウは低懸念(LC)とされています。個体数は安定傾向で、成熟個体は約3,460万〜5,440万羽と推定されています。評価は、ヨーロッパの個体数情報から世界全体の数を推定しており、非常に広い分布域も評価の根拠に挙げています。