Cryptotis peregrinus はメキシコ南部のオアハカ州の山地で記録された小型のトガリネズミです。
背中は濃い褐色で、腹側はより淡い褐色です。足は幅広く、爪も広い形です。
このトガリネズミは、オアハカ西部のマツ林や、マツとオークが混じる林にも暮らしています。2010~2011年の調査では、標高2330~2730メートルの森林から五頭が得られました。湿った高原の草地で知られていた小動物の姿が、木々の生える場所にもありました。
調査者は、腐った倒木のある場所を考慮し、地面に一リットルの容器を埋めた落とし穴式のわなを置きました。トガリネズミ全体では十二頭が捕まり、そのうち五頭が本種です。標本を保存し、外見や頭骨の特徴を手がかりに種を確かめています。
本種の名前は、2000年の標本研究で、クアトロ・ベナドス山地と隣接するユクヤクア山地の個体に絞られました。南側の別の山地にいるよく似た仲間は、独立した別種として区別されています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2012年の調査報告は、本種が見つかったオアハカ中西部で、地域住民による森林の回復、適切な森林利用、狩猟の制限などの保全活動を挙げています。研究者は、分布の狭い本種を含む地域の哺乳類にとって、こうした取り組みを重視しています。