コアラコウモリは、大きな鼻のひだと耳が目立つ森のコウモリです。夜に活動し、昆虫や小動物を食べます。血は飲みません。
鼻先には大きく立ち上がった鼻のひだがあり、耳は大きく根元でつながります。尾は外から見えません。
コアラコウモリのねぐらを調べた2024年8月の調査は、インドネシアのバタム市にある小島、プラウ・アウェンで行われました。島に残る四つの使われなくなった土製の炭焼き窯を調べたところ、三つの窯で本種が休む姿が確認されました。窯は半円形で小さな洞穴のような形をしていました。入口がツタで一部覆われた窯は、ねぐらに使われていませんでした。
最も多く見つかった窯では六頭、最も少ない窯では一頭が確認されました。窯には入り口のほかに小さな通気口があり、内部は外より低温で湿度が高くなっていました。昼間、コウモリは天井に一頭または小さな群れでぶら下がって休みます。夜になると採食に出て、翌日には同じ窯へ戻っていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
島の調査では、四つの炭焼き窯のうち三つがコアラコウモリのねぐらとして使われ、最大六頭が観察されました。著者らは暗さや内部の気候、雨風や人・捕食者から守られる構造を、ねぐらの選択に関わる要素として挙げています。使われなくなった建物も、本種が休む場所になることが示されました。