メキシコから南米にかけてすみ、動物の血を食物にするコウモリです。
灰褐色の毛と短い鼻先、尖った耳を持ち、尾はありません。
ミナスジェライス州のラゴア・サンタ・カルストでは、石灰岩地帯の洞窟66か所が2009年11月から2011年5月まで毎月調べられました。19か月の調査で14種が32洞窟から確認され、ナミチスイコウモリは同じ洞窟で繰り返し見つかり、出産・育児ねぐらへの定着性も示しました。広い地下の横方向の広がりがある洞窟ほどコウモリが見つかりやすく、洞窟内の温度や湿度の違いは在否を説明しませんでした。
研究者が調べたねぐらのある石灰岩露頭は保護されていましたが、周辺の別のカルスト地形は、石灰焼成産業などによる圧力を受けていると論文は述べています。繁殖に使う洞窟だけでなく、それを含む石灰岩地形のまとまりが地域の保全単位になります。これは一つの地域での調査に基づく記録で、種全体の個体数傾向や現在の保全区分を示すものではありません。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
調査したねぐらを含む石灰岩露頭は保護されていました。一方、同じ地域の他のカルスト地形には石灰焼成産業による圧力が記録されており、洞窟と周囲の石灰岩地形を合わせて守る必要性が示されています。対象はラゴア・サンタ地域の2009〜2011年の記録です。種全体の正式な保全区分・評価日は、この一次資料では確認できません。