グアテマラ西部のサン・マテオ・イシュタタン周辺で記録されたトガリネズミです。背は茶色から黒っぽく、腹側は淡く、原記載の1標本は雲霧林で採集されました。
背側は茶色から黒っぽく、腹側はそれより淡い色です。尾は短く、前足は幅広で、前足の爪も長く幅があります。
この種が暮らすセロ・ボビーとヤイキチの森には、ソレックス属の別のトガリネズミもいました。同じ山にすむ小型の哺乳類でも、別の属に分かれる仲間です。二つの森には、どちらのトガリネズミも暮らしていました。
2012年の報告で扱われた本種は、セロ・ボビーの五頭とヤイキチの一頭でした。研究者は森や草地にわなを並べ、得られた個体を標本として保存しています。地面に埋めた一リットルの容器も使い、地表近くの小動物を捕まえました。
セロ・ボビーで2005年七月の雨季に捕まったオス三頭には、精巣の発達が見られました。一方、雨季と十二月の乾季に得られたメス各一頭には、妊娠や授乳を示す徴候がありませんでした。少数の標本には、捕獲時の体の状態も書き留められています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
調査者は2005~2006年のセロ・ボビーで、山の下部が強く伐採され、調査した森の近くでも夜間に木を切る音を聞いたと報告しています。ヤイキチでは薪の大量搬出とマツの植林を観察しました。本種の記録がある森でも、森林利用による変化が進んでいました。