ライルオオコウモリは、昼は木の高い場所で群れ、夜に飛び立って果実などを探す東南アジアのコウモリです。
頭は大きな目、尖った鼻先、小さく立った耳を持ちます。体は濃い茶色から黒っぽく、首や肩はより明るい茶色や金色、橙色を帯びることがあります。
カンボジア南部のカンダール州で、ライルオオコウモリ14頭に位置記録装置を付け、約1か月の移動を追いました。全頭は同じねぐらで捕獲され、夜にどこまで飛ぶか、どの土地を採食に使うかが記録されました。調査は2016年に行われ、13,643件の位置情報が得られ、そのうち6,913件は採食地や夜間の休息場所でした。
採食地点の53.7%は住宅地、26.6%は農園にありました。1晩の最大移動距離は平均28.3kmで、6頭は調査中に別のねぐらを利用しました。そのうち1頭は、捕獲場所から105km離れたねぐらまで移動しました。全頭が少なくとも一か所の採食地へ3~11夜にわたり戻り、多くの採食地点や夜間の休息場所は最初のねぐらから15km以内にありました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
カンボジアで追跡した14頭のライルオオコウモリは、採食地点の53.7%を住宅地、26.6%を農園で利用していました。