昼にシロアリを探す、背中に白いしまのある有袋類です。
鼻先が細長く、背中から尻に白い横じまがあります。目を通る暗い線が顔の両側に伸びています。
西オーストラリア州ドライアンドラの森では、無線追跡された11頭のヌンバットを手がかりに、夜を過ごす倒木・木のうろ・巣穴の環境が調べられました。使われていた避難場所は、周囲の外気より平均約5℃暖かく、巣穴は倒木や木のうろより夜の温度変化が小さく、最低温度も高い傾向でした。避難場所ごとの平均温度に大きな差はなく、夜の温度変化に違いがありました。
研究者は、この暖かさが休息中のエネルギー消費を抑えると推定しています。昼行性のヌンバットにとって、夜の隠れ家は身を隠すだけでなく、次の日まで体を休める保温空間でもあります。調査は一つの森で見つけた避難場所を季節ごとに測った記録です。食べ場とともに倒木やうろ、巣穴が残る環境が、ヌンバットの夜を支えています。
オーストラリア環境保護・生物多様性保全法(EPBC法) · 絶滅危惧(Endangered) · オーストラリア(国の法令上の指定)
ヌンバットは、オーストラリアのEPBC法で「絶滅危惧(Endangered)」に指定されています。豪州政府の2026年更新ページは、野生の個体群が西オーストラリア州のドライアンドラとアッパー・ウォーレンの2地域に残ると説明し、他州の保護区には移送された個体群がいると記録しています。重要な環境にはシロアリの餌場となるユーカリ林と、夜の避難場所になる倒木や木のうろがあります。政府は火災管理、キツネ・ノネコ対策、分断された生息地のつながりを保全の優先事項に挙げています。これはオーストラリア国内の法的区分で、世界全体のIUCN評価とは別です。