赤褐色と灰色の背に、白い胸の濃い縦斑が目立つスズメです。北米の広い範囲に分布しますが、地域によって羽色が異なります。
代表的な羽色は赤褐色と灰色で、白い胸に濃い縦斑があります。北米の地域ごとに色の濃さなどが異なります。
米国バージニア州南西部の都市部3地点と農村部3地点で、2020年と2021年の繁殖期に巣を調べました。抱卵の終盤に捕獲したメスは都市部23羽、農村部14羽。研究者は捕獲後5分以内と30分間の保定後に血液を採り、巣に設置した読み取り装置の記録を48時間後に回収して、親鳥が戻るまでの時間を調べました。
都市部のメスは農村部よりコルチコステロン量が低く、巣へ戻る時間には違いがありませんでした。戻るまでの時間とホルモン量の関連や、巣を放棄する割合の地域差も見られません。都市環境ではホルモン応答に差がありながら、メスは巣へ戻り、親の世話を続けていました。体重から体格の影響を補正した体調指標にも、都市と農村で違いはありませんでした。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
都市部でも繁殖するウタスズメが巣へ戻り、農村部と同じ速さで親の世話を再開しました。都市と農村の繁殖場所を保全計画に含め、巣への戻り方や子育ての様子を続けて記録することが、街にすむ野鳥の環境づくりに役立ちます。