マダガスカル東部の雨林で、主に果実を食べるキツネザルです。
長い毛に白黒の模様があり、顔と手足、尾は黒色です。
エリマキキツネザルは、マダガスカル東部の森林で果実などを食べ、高い木に巣を作って子を育てます。ベタンポナの森林は、周囲を農地などに囲まれた場所です。小さな集団が孤立する問題に向き合うため、飼育下で生まれたキツネザルを戻す保全事業が行われました。
最初の五頭が森へ放されたのは1997年11月です。移動前には広い自然に近い環境で過ごし、現地でも森の食べ物に慣れる期間が設けられました。放した後は位置や行動を追い、野生の集団に加わった例や、子を育てた例が記録されています。動物を送り出した後の暮らしまで確かめる試みでした。
記録には、捕食や事故で死んだ例も残っています。後の放野では、安全のため飼育下へ戻したキツネザルもいました。森で何を食べ、どこを移動し、長く生きられるかを知ることが、保全の判断を支えます。森林の保護と、放した一頭ずつの経過を追う仕事が重ねられてきました。
IUCNレッドリスト(保全施設の種紹介掲載) · 深刻な絶滅危惧(CR) · 世界
森林の減少や分断、狩猟などが脅威です。ベタンポナでは、飼育下繁殖による集団の補強と、その後の行動や生存を追う保全が行われました。森林の保護や回復も重要です。