アオコブホウカンチョウはコロンビアの熱帯林にすむ大型の鳥です。主に地面で果実や小動物を探します。野生個体が残る森は小さな範囲に限られています。
オスは黒い体に白い尾先があり、くちばしの根元は青い皮膚でおおわれます。メスは翼や尾に細い白いしま模様があり、くちばしのこぶはメスだけに見られます。
アオコブホウカンチョウは、コロンビアにだけ自然分布する大型の鳥です。巻いた冠羽を持ち、森の地面で植物の芽や種子などを探します。姿を探す手がかりには、オスの低い求愛の声もあります。マグダレナ川流域の森林で活動する保全団体は、この声を録音し、分析してきました。
2025年の聞き取りでは、調べた三羽のオスの歌に、それぞれを区別できる違いがあったと紹介されています。深く響く声は、鳥がそこにいることに加え、同じ森の中にどんなオスがいるかを知る手がかりにもなりました。鳥の姿が木々に隠れていても、森には声によるやり取りが続いています。
保全団体は、エル・シレンシオ保護区で分かれて残る森林の調査を続け、森と森をつなぐ場所を整えています。地域の人たちと、餌になる果実を付ける在来の木を育てる活動もあります。別のエル・パウヒル保護区は、2003年にこの鳥を守るために設けられました。低い歌を残す取組は、食事を支える木と、移動できる森を残す取組でもあります。
IUCNレッドリスト(保全機関の種紹介掲載) · 深刻な絶滅危惧(CR) · 世界
森林の伐採や農地への転換、狩猟などが脅威です。保護区での森林保全に加え、分断された森をつなぐ活動や、地域の人たちによる在来の果樹の回復が行われています。