フィリピンのパラワン島などにすむ小型の哺乳類です。長い鼻先と爪で湿った土を掘り、淡水ガニや昆虫を探します。
ずんぐりした濃い茶色の体に短い尾と長い爪があります。頭頂部の黄色い斑は肩に向かって筋のように続きます。
パラワン島のクリオパトラズ・ニードル重要生息地では、2015年2月から5月に39地点でカメラトラップ調査が行われました。パラワンアナグマを含む在来哺乳類7種が撮影され、本種は夜行性の活動を示した動物として記録されました。調査では標高ごとの記録も整理されました。撮影された在来種のうち3種はパラワン州の固有種で、記録は新たに保護された森の哺乳類相を示す資料になりました。活動時間は撮影数の多い3種について分析され、本種もその一種です。
パラワンアナグマは標高750メートル未満に加え、1000メートルを超える地点でも確認されました。調査対象の7種のうち5種は、山地の高い地点で記録されています。保護された重要生息地のカメラ記録が、本種の分布する標高帯を示しています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
パラワン島の重要生息地では、39地点の調査で本種が標高1000メートル超の地点でも記録されました。