ジャノメドリはグアテマラとブラジル北部の水辺で見られる鳥です。おどろくと翼と尾を広げ、隠れていた橙色や赤茶色の模様を見せます。
頭はほぼ黒く、赤い目の上下に白い線があります。胸は茶色、腹は淡色です。おどろいたときに翼を広げると橙色や赤茶色の斑が見えます。
ジャノメドリは、中央・南アメリカの森林の小川などで暮らす鳥です。地面をゆっくり歩き、岩や草の間から昆虫、小さなカエル、甲殻類などを探します。閉じた翼の模様は木陰の景色になじみ、翼を開くと、オレンジ色や茶色の大きな模様が現れます。普段の姿と、翼を広げた姿の印象が大きく変わる鳥です。
敵が近づくと、翼と尾を大きく広げ、目玉のような模様を見せることがあります。体を大きく見せて相手を遠ざける防御です。子育ての場面では、親が傷ついた翼のような動きをして、敵の注意をヒナからそらす行動も知られています。模様を見せることと、敵を別の場所へ誘うことが、身を守る働きをします。
巣は低木や木の上に、小枝や泥などを使って作ります。オスとメスが卵を温め、生まれたヒナへ餌を運びます。小さなヒナの時期には親がそばを守り、成長すると、親が餌を探す間に巣で待てるようになります。森林と小川、木の上の巣が、子育てを支える一つの暮らしにつながっています。
IUCNレッドリスト(保全機関の種紹介掲載) · 低懸念(LC) · 世界
生息地の減少によって個体数が減っていると報告されています。小川のある森林と、餌を探す水辺、巣を作る木が暮らしを支えます。これらの環境を保つことが保全につながります。