夜に海上で小魚やイカを捕る、珍しいカモメです。繁殖羽では赤い目の縁が目を引き、繁殖羽とそれ以外で頭の色が変わります。
繁殖羽の成鳥は灰色の体と黒い頭、赤い目の縁、ピンク色の脚を持ちます。繁殖羽でない成鳥は頭が白く、目の周りに太い黒い輪があります。
ガラパゴス諸島のアカメカモメは、繁殖期に夜だけ海へ出て餌をとります。研究者は三つの島にある四つの繁殖地でGPS機器を付け、巣から海への動きを記録しました。採餌に向かった海域は巣から19〜103キロ離れた外洋にあり、日中は主に巣やその近くで過ごしていました。四つの繁殖地すべてで夜間の採餌が記録されました。
海上で過ごす時間の約四分の一は往復移動、約半分は同じ範囲を集中的に探す行動でした。一つの繁殖地では三年分の記録があり、同じ広い採餌海域を繰り返し使う傾向が確認されました。島で巣を作る鳥が、夜に遠くの外洋へ移動して餌をとることが、GPS記録から明らかになりました。カモメ科で唯一、恒常的に夜間採餌する種と確認されました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
繁殖期のアカメカモメは、巣のある島から最大103キロ離れた海域まで餌をとりに出ていました。海上の採餌場所と夜間の移動経路を島の保全と合わせて考えることが、繁殖期に使われる海域を守る手がかりになります。