南アジアから東南アジアの森林にすむジャコウネコの仲間です。黒く長い毛と、物をつかめる長い尾があります。
耳は小さく丸く、先には長い毛の房があります。顔の毛は体より明るめで、白いひげが目立ちます。
ビントロングは、枝に尾を巻きつけながら動く、南アジアから東南アジアの森の動物です。木の上で過ごす時間が長く、尾で枝を支えにして休むこともあります。ふだん単独でいることが多く、においを使って、仲間に自分の存在を伝えます。
そのにおいを調べた2016年の研究では、米国の保護施設で暮らす33匹の尿が分析されました。すべての試料に含まれていたのが、ポップコーンの香りにも関わる「2-AP」という成分です。食べ物を焼いたときと同じ香りの成分が、動物の残すにおいから見つかったのです。
排尿のときには足や尾に尿がつき、木の上を動くと枝や葉ににおいの跡が残ります。森林が切り開かれると、木の上のすみかと、よく食べる果実の両方が失われます。地域によっては、食肉やペット取引のために捕らえられることも脅威になっています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
森林の減少は、木の上のすみかと果実などの餌を失わせます。地域によっては食肉やペット取引のための捕獲も脅威です。