水辺の枝などから水中へ飛び込み、小魚を捕る鳥です。青い背中と茶色い腹が目立ちます。
背中や翼は青く、腹は茶色です。成鳥のオスのくちばしは黒く、メスは下側に赤茶色の部分があります。
カワセミは、土の壁に横穴を掘り、奥を広げて卵を産む部屋にします。オスとメスの両方が穴掘りに加わり、前年の巣が良い状態なら、掃除したり掘り直したりして使うこともあります。
二〇二四年の研究は、インド西部マハラシュトラ州チプルン周辺で、二〇〇四〜二三年に調べた二六か所の巣を報告しました。巣は人の集落に近い林にあり、道路や小川のそばなどの垂直な土壁に作られていました。この地域では、南西モンスーンの始まる六月から繁殖が始まっていました。
穴を掘り始めるときは、近くの止まり場から土壁へ飛び、くちばしを打ち付ける動きを交互に繰り返していました。入口から五〜六センチほど進むと、穴の縁に止まって奥を掘り進めます。調べたトンネルの長さは二〇〜五五センチでした。途中で石や根、硬い土にぶつかると、その場所で掘るのをやめ、別の場所を選んで巣穴づくりをやり直していました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
巣穴を掘れる土の崖を残すことは、カワセミの繁殖場所の保全につながります。国土交通省の二〇二五年六月の梯川水系の説明資料は、中流の八〜九キロ地点にある川の曲がりくねった区間で、カワセミが崖地に営巣していると整理しています。この区間を保全の対象とし、カワセミの繁殖場所となる水際の崖地のほか、ヨシ原や礫河原、魚の産卵場所などを保全・創出する方針を示しています。