サハラ砂漠より南のアフリカで、群れをつくって暮らすマングースです。
背中の中央から尾の付け根にかけて黒い横しまが並びます。足と尾の先も暗い色です。
ウガンダのクイーンエリザベス国立公園では、シママングースの群れ同士が争います。2026年発表の研究は、2000~2021年に記録された633件の群れ間対立を調べ、どのような争いで身体的な闘争に進むかを分析しました。対立のあとに退いた群れでは、成獣オスの数が多いほど、争いが身体的な段階に進む確率が高まりました。相手の群れに成獣オスが何頭いるかは、この関係に影響しませんでした。成獣オスの年齢にも、争いの激化との関連は見られませんでした。
研究者は、自分の群れの強さを手掛かりに争いを進める「集団の自己評価」という考え方が記録に合うと報告しています。個体同士の勝負を説明するために使われてきた理論が、群れ同士の争いにも当てはまるかを、長期調査の記録から検証した研究です。
IUCNレッドリスト(Mammal Diversity Databaseの種別欄) · 低懸念(Least Concern, LC) · 世界全体(Mungos mungo)
Mammal Diversity Databaseが示すIUCN世界カテゴリーでは、シママングースは低懸念(LC)です。IUCNの世界評価は2015年に行われ、2016年に公表されました。評価では、分布域が広く、生息に適した場所では一般的で、複数の保護区に生息し、人の暮らしの近くにも適応する点がLCの根拠として挙げられています。個体数の傾向は安定と記録され、森林、サバンナ、低木地、草地を生息環境としています。MDDが示す分布国には、セネガル、エチオピア、タンザニア、南アフリカなどが含まれます。一方、同じ評価は地域で肉として利用される例を記録し、狩猟やわな猟を生物資源利用上の脅威に挙げています。