チベット高原などで家畜として暮らすヤクです。長く垂れる毛が寒さから体を守ります。
肩が高く盛り上がり、尾にも長い毛が生えます。多くの家畜ヤクには、横から上へ曲がる角があります。
ヤクの腸では、食べた草がどのように利用されているのでしょう。チベット高原で放牧されていた約2歳半のメス30頭を、標高3600、4000、4500メートルの3地点で調べた研究では、標高4000メートルと4500メートルの群で、ふんに含まれる酢酸やプロピオン酸など6種類の脂肪酸が3600メートルの群より少なくなっていました。
ふん中の腸内細菌の多様性も、4500メートルの群で低く、細菌の組み合わせは地点ごとに異なりました。細菌の一部と酢酸やプロピオン酸の量には関連が見られました。これらの脂肪酸は、食べた植物を腸内で発酵するときに生じます。ヤクの暮らしと、目に見えない腸内の働きを結ぶ手がかりです。試料は2024年9月に集められました。
IUCNレッドリスト欄(ASM哺乳類多様性データベース掲載) · 未評価(NE) · ASM MDDの家畜ヤク(Bos grunniens)プロフィール
ASM哺乳類多様性データベースは、家畜ヤク(Bos grunniens)のIUCNレッドリスト欄を「未評価(NE)」としています。同データベースはBos grunniensを野生ヤク(Bos mutus)の家畜化した形と記載しています。このNEは家畜ヤクのプロフィールに示された区分です。