林の周辺や農地、河川敷など、少し開けた場所にすむ鳥です。草地で食べ物を探し、木の上でさえずります。
腹は茶色で、顔には白と黒の模様があります。メスでは、オスの黒い部分が褐色になっています。
大阪の信田山で調べたホオジロでは、近くの鳥と似た音節を共有しながら、歌い始めの音は個体ごとに異なる傾向がありました。明石・山岸は1980年4〜6月、鳥を一日を通して観察し、さえずりを録音して分析しました。1羽あたりのさえずり型は平均16.1種類で、各型は0.9〜1.4秒、6.4〜9.6音節でした。
オスの歌い方は繁殖の進み方でも変わりました。単独のオスはつがいのオスより頻繁に歌い、つがいのオスは抱卵中には一日中よく歌いましたが、ひなが育つ時期には朝だけ歌いました。各個体が歌う場所は互いに重ならず、鳥は同じ型を続けて歌うのを避ける傾向もありました。朝の2時間の観察で、1羽の歌の種類をすべて記録できました。
IUCN Red List (BirdLife International; status reported by Choi et al. 2020) · 低懸念(Least Concern, LC) · 世界全体
Choiらの2020年論文が示す2020年3月時点のIUCN世界評価では、ホオジロは低懸念(LC)で、個体数傾向は安定でした。韓国の全国調査を解析した同じ研究では、1997〜2012年にホオジロが記録される割合が年2.99%低下しました。