黒い体に青い首、頭の上に硬い突起を持つ、熱帯雨林の鳥です。
成鳥の首には赤い皮膚の垂れ下がりがあります。若い個体は茶色がかり、頭や首の色も淡い色です。
オーストラリア北東部のヒクイドリは、熱帯の森で落ちた果実を主に食べます。大きな種を含む実も飲み込み、移動した先でふんとともに種を落とします。大きな種を運べる動物が限られる森では、この鳥の食事と移動が、木々の広がりに関わります。
ふんに含まれる種を、別の小型哺乳類などが食べて運ぶこともあります。食べられる果実は季節や場所で変わり、ヒクイドリが使う範囲も動きます。熱帯林だけでなく、その周りの林や湿った場所も利用するため、食べ物のある場所どうしを行き来できる環境が暮らしを支えます。
森の減少や分断、車との衝突、犬による攻撃などが脅威です。保全では、重要な生息地や通り道を地図にし、土地の利用や保護の判断に役立てています。ふんや羽からDNAを取り出す技術も検討され、姿を見つけにくい鳥の集団を確かめる方法が探られています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
オーストラリアでは、生息地の減少や分断、車との衝突、犬などによる攻撃、極端な天候などが脅威です。重要な森と通り道の把握、交通事故や犬の被害への対策、個体群を見守る方法の整備が課題です。