長い牙と、口のまわりの太いひげが目印の、北の海の動物です。
オスにもメスにも牙があります。耳の出っぱりはなく、後ろあしを体の下へ向けて陸を歩けます。
セイウチは、太く短いひげで海底の泥や砂を探り、貝を見つけます。前のひれで柔らかい底を払い、貝の中身を吸い取って食べるため、食べた後には殻が残ります。休むときは氷や岸に集まり、餌のある浅い海と近くの休み場を行き来します。
スヴァールバル諸島では、長年の狩猟で減ったセイウチが1952年に保護されました。その後の調査では、岸に上がった群れを空から撮影して数えています。さらに、発信機で調べた行動の情報を使い、撮影中に海へ出ていた動物の分を補って、地域の個体数を推定します。
この方法による2018年の推定は、スヴァールバル地域で5,503頭でした。調査した休み場のうち19か所に群れがおり、そのうち7か所では子も見つかりました。保護後の回復を追うため、数だけでなく、使う岸や子のいる場所も調べられています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
スヴァールバルでは狩猟で大きく減った後、1952年に保護されました。岸の群れを撮影し、海に出ている動物の分も補う調査によって、地域での回復が調べられています。