腹部の背中側には、こぶが5つあります。
記載されたオスとメスでは、頭から胸が暗い赤茶色で、脚には濃い色の輪模様があります。腹部は灰色がかった茶色とベージュのまだら模様です。
Austrarchaea monteithiのオスは、長いあごの前面に、短いブラシのような毛を持ちます。メスの同じ場所には、この毛がありません。腹部の姿が共通するオスとメスにも、口元には異なるつくりがあります。
この種の名は、ジブラルタル・レンジで初めて本種を見つけたジェフ・モンティースに由来します。研究で調べられた資料には、一九八〇年三月三十日に彼が採集した若い個体も含まれていました。二〇一〇年四月には、リチャードソンズ・クリーク付近の標高千六十一メートルで、オス、メス、若い個体が得られています。
二〇一一年の研究は、これらを一つの新種としてまとめました。メス一頭と若い個体二頭では、二つの遺伝子の配列も調べています。外形の比較に加えて、調査したほかの種と区別できる配列の違いも記され、年齢の違う小さな標本が、種を詳しく知る資料になりました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
二〇二一年の火災影響評価報告は、本種を、保全評価を進める候補の一つに挙げています。生息記録と火災域の重なり、暮らし方などの特徴を使った分析から、火災への弱さと回復の難しさが懸念されました。保全に向けては、既知の雨林の採集地点を調べ直し、植物にたまった落ち葉と生息状況を継続して確認する調査が考えられます。