ニューギニアツカツクリは低地から丘陵の森林にすみ、暗い体に赤みのある顔と頭の後ろの尖った冠羽が目立ちます。大きな足で地面を掘る姿も特徴です。
首と下面はすす色がかった灰色、背と翼は暗褐色です。赤みのある顔、黄みを帯びたくちばし、暗色の脚、頭の後ろの尖った冠羽が見分ける手がかりです。
ニューギニアツカツクリは、森の落ち葉などを集めた塚を、卵を育てる場所に使います。パプアニューギニアのクレーター山では、別の種類のツカツクリと、同じ塚に卵を産むことが記録されました。一つの塚が、二種類の鳥にとって、次の世代を育てる場所になっていたのです。
2002年の報告で研究者は、塚を掘って中の卵を確かめ、そこを使う鳥も観察しました。ニューギニアツカツクリと、タレガラ属の鳥の卵は、どちらも桃色がかった茶色でしたが、大きさは違っていました。同じ塚に入っていた二種類の卵が、産卵場所の共有を具体的に伝えました。
森にいる三種類のツカツクリの塚を比べると、使う場所には種類ごとの違いもありました。ニューギニアツカツクリとタレガラ属の鳥では、塚の周りの環境が似ていました。木々のある森の中で、卵を育てる場所が重なり合う暮らしが見えてきます。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
クレーター山の研究は、塚のある森林の伐採や、農地への転換を生息環境への課題に挙げています。著者は、塚のすぐ近くに畑を作ったり木を切ったりすることを避け、周りの天然の森林を残すよう提案しました。卵を育てる塚と、材料を集める周囲の森を合わせて守る考え方です。