シリアなど中東の限られた地域に野生個体がすむハムスターです。野生では地面に巣穴をつくり、ふつう一頭で暮らします。
野生型の背中は金茶色で、腹は灰色から白色です。大きめの耳と短い尾を持ちます。
野生のゴールデンハムスターは、巣穴を出入りして暮らします。トルコ南部の野生のメス12頭を、2005年と2006年の4〜5月に9〜28日間追跡した研究があります。研究者は個体識別タグと巣穴の入口の読み取り装置、赤外線の光線で出入りを記録しました。
メスが巣穴の外に出た時間は、午前6〜8時と午後4〜7時半に集中し、真昼と夜はほとんどありませんでした。地上で過ごす時間は24時間で平均87分、その大半は採食でした。同じ研究で、実験室のメスは夜に活動していました。野外と飼育下で観察された活動時間は対照的でした。午前と午後のどちらに活動が多いかは個体ごとに異なり、全体の時間帯は気温によって変わりませんでした。メスによっては朝か午後のどちらかに出てこない日もありました。
IUCN Red List of Threatened Species · 危機(Endangered, EN) · 世界全体
野生のシリアンハムスターは、シリアのアレッポ周辺とトルコ南東部に分布します。Mammal Diversity Databaseは、IUCNレッドリストの世界区分を危機(EN)と掲載しています。