ずんぐりした体で、茂みの下を頭を低くして歩くシカです。
後脚が前脚より長く、腰が肩より高い体つきです。オスはメスより大きく濃い毛色で、3本に枝分かれした角を持ちます。
中国南西部の雲南省で、2018〜2020年にホッグジカの記録を探す調査が行われました。4県で住民50人への聞き取りと14本の調査路を設け、自然保護区2か所の150か所にカメラを置きました。カメラは合計28,674日分稼働しましたが、足跡もカメラの記録も見つかりませんでした。
論文は、ホッグジカが好む川沿いの氾濫原草地が農地や人の住む場所に変わったことを報告しています。ナンティン川沿いの調査範囲では、草地は約122平方キロメートルで、川沿いの土地の14%でした。代表的な草地の植物は、耕作地や集落の中に点々と残るだけで、著者らは個体群を支えるには足りないと考えました。中国での消失は、生息地の喪失と過剰な狩猟による可能性が高いとも述べています。聞き取りでは、50人中28人が1980年代初めから姿を見ていないと答えました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
著者らは中国での保全策として、ナンティン川流域の保護区づくり、すみかの回復、分布地の国からの再導入を提案しています。