ナンヨウネズミは東南アジア原産と考えられ、太平洋の島々へ広がった小型のネズミです。ニュージーランドではキオレと呼ばれます。
小さな体で、背中は茶色から濃い褐色、腹側は灰色から白っぽい色です。島や緯度によって体の大きさに違いがあります。
ナンヨウネズミは太平洋の島々に入り込んだ外来種です。フランス領ポリネシアのテティアロア環礁では、研究者が侵入状況の異なる三つの島で、湖と浜辺の水から環境DNAを採りました。遺伝子の検査によって、ナンヨウネズミとクマネズミを島ごとに区別できました。
駆除作業前にナンヨウネズミが多かった島では、95%以上の検出確率に達する試料数は湖水で四つ、浜辺で七つと推定されました。作業前は各島の湖と浜辺でそれぞれ20試料を集めました。駆除作業の前後で採水を繰り返しました。作業後の採水地点沿いのDNA検査とカメラでは生き残りを検出できませんでしたが、七日後、最寄りの採水点から約310メートル離れた場所でカメラがナンヨウネズミを記録しました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
テティアロア環礁では、駆除作業後の採水地点沿いの検査で生き残りを検出できませんでした。七日後、最寄りの採水点から約310メートル離れた場所で、広域カメラがナンヨウネズミを記録しました。