セレベスツカツクリはスラウェシ島の森林にすみ、成鳥の頭には黒い突起があります。卵は地熱で温まる砂地に埋めます。
黒い羽毛に、目のまわりの黄色い皮膚と橙色のくちばしが映えます。成鳥の頭頂には黒く硬い突起があります。
セレベスツカツクリは、スラウェシ島の森から共同の産卵場所へ通う鳥です。砂や土に穴を掘って卵を埋め、太陽や地熱の暖かさで育てます。親が胸で抱く代わりに、大地の熱が卵を温めます。ひなは自分で地表へ出て、親の世話を受けずに森へ向かいます。
2021年の論文は、島のトンポティカ地域にある二つの海辺の産卵地を報告しました。住民と保全団体は卵採りをやめる約束を結び、卵を掘り出して別の場所へ移さず、その場で守りました。見張りの人々は鳥の数を記録し、森へ続く道の木々も巡回して守っています。
リブウンでは、一日のうち同時に見えた最も多い羽数の年平均が、2006〜07年の約七羽から、2019〜20年には約三十五羽へ増えました。卵を残す取り組みとともに、産卵場所を訪れる姿が増えたのです。住民が見守る砂地と、その先の森がつながる場所に、次の世代を育てる営みが続いています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
トンポティカの研究は、人による卵採りを防ぐことと、森から産卵場所へ通う林を守ることを保全の柱に挙げています。二地点では、卵を移さずに守る住民との取り組みが続けられました。研究者はほかの産卵地でも、地域と協力して卵を守る方法を提案しています。