森林の地上で果実や種子などを探す大型の鳥です。黒いオスと赤茶色のメスでは、見た目が大きく違います。
オスは黒く、巻き毛の冠羽と黄色いくちばしの付け根のこぶが目立ちます。メスは赤茶色で、翼や尾に白い縞模様があります。
オオホウカンチョウは、メキシコや中央アメリカなどの森林に暮らす大きな鳥です。地面で落ちた果実や種を探し、ときには昆虫や小さな動物も食べます。つがいや小さな家族の群れで見られ、危険が迫ると走ったり、飛んで木の上へ逃れたりします。地面を歩く時間と、木を使う時間の両方があります。
コスタリカ南西部のオサ半島では、十六年以上狩猟から守られた土地で、森の利用を自動カメラで調べた研究があります。2018年の報告では、オオホウカンチョウが再び育った森林も利用することが示されました。鳥を捕る圧力を抑えた環境では、回復してきた森も暮らしの場所になるという記録です。
巣は木の上に作り、地上で餌を得る場所と、子育てに使う木が暮らしを支えます。森林の減少や狩猟が脅威になる中、古くから残る森を守ることに加え、周りの森林を回復することも課題です。大きな鳥が家族で歩ける場所を残すには、木々と地面がそろった環境を保つ必要があります。
IUCNレッドリスト(保全機関の種紹介掲載) · 危急(VU) · 世界
狩猟や森林の減少・分断が脅威です。コスタリカの研究では、狩猟からの保護を前提に、再生した森が残存する森林を補う生息地として役立つ可能性が示されています。