白い頭と灰色の体が目を引くガンです。海岸近くで海草や貝などを食べ、アラスカのユーコン・クスコクウィム・デルタは繁殖地の一部です。
成鳥は白い頭と首、黒い喉の帯、灰色の体を持ちます。頭や首の白さは泥でくすんで見えることもあります。
アラスカのユーコン・クスコクウィム川三角州にすむコクガンは、前の年に巣で卵がかえったかどうかで、次の年に巣を作る場所までの距離が変わっていました。研究者は2000年から2017年までに標識を付けた245羽の記録を使い、巣の結果、移動距離、大規模な洪水との関係を比べました。洪水は繁殖地の選び方にも関わりました。
前の年に巣で卵がかえった鳥は、次の年に平均約126メートル離れた場所へ移りました。失敗した鳥では平均約208メートルでした。前の年に失敗した鳥では、より遠くへ動いた巣ほど毎日の生存率が高い関係も見られましたが、洪水の年にはこの傾向が変わりました。巣の結果と洪水を合わせて見ると、繁殖地の使い方が分かります。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
コクガンは前の巣の成功・失敗や大規模な洪水の影響に応じて、次の巣の場所までの距離が変わっていました。繁殖地を守るには、巣の結果と標識鳥の移動先を年ごとに記録し、川の氾濫が起きる場所も合わせて見ることが役立ちます。