里山や低い山の林、やぶにすむ小鳥です。春の「ホーホケキョ」というさえずりで知られます。
羽は鮮やかな緑色ではなく、緑がかった淡い褐色です。やぶの中では目立ちにくい姿をしています。
春のやぶから「ホーホケキョ」と響くウグイス。三宅島では、鳴き声だけでなく、繁殖の記録からも暮らしの変化が調べられてきました。研究者は、イタチが島に持ち込まれる前と後で、ウグイスの巣づくりを比べています。
1980年代に人が島へ運んだイタチによって、鳥の巣を襲うことが増えました。調査では、イタチの導入後に見つかったウグイスの巣は、以前より高い位置にありました。捕食者の顔ぶれが変わった時期と、巣の高さの違いが重なっています。
一方、卵の数には、導入前後で統計的に明らかな差が見つかりませんでした。巣の高さには違いが表れ、卵数には同じ変化が見られなかったのです。三宅島の繁殖記録には、ウグイスの巣づくりと島の環境との結びつきが残されています。
IUCNレッドリスト(BirdLife International掲載) · 低懸念(LC) · 世界
BirdLife Internationalが掲載するIUCNレッドリストでは、ウグイスは世界全体で低懸念(LC)に分類されています。最新の評価年は2024年です。