アカマシコは北アジアや東・中央ヨーロッパで繁殖し、冬は南東へ移動します。成熟したオスは赤く、メスや若いオスは褐色です。
スズメほどの大きさで、褐色の背、筋模様の胸、淡い腹、浅く二又の尾があります。1歳を超えたオスは頭・胸・腰が深紅色になり、メスと若いオスは褐色です。
中国・甘粛省の繁殖地で、アカマシコ266羽の体格と羽色を調べ、年齢と性別による違いを比べました。鳥は2018年と2019年の繁殖期末に捕獲し、標識を付けて放しました。オス147羽、メス119羽を含み、翼、尾、足の長さを測って、成鳥オス、若いオス、メスを比べています。若いオス40羽は羽色で見分けにくいため、血液から遺伝的な性別も確認しました。
若いオス40羽の翼長は成鳥メス80羽と近く、羽色もメスに似ていました。成鳥オスの翼は若いオスより長く、繁殖後に羽色だけで性別を判断すると、若いオスをメスと数えることがあります。著者らは、若いオスの羽色や体格が繁殖期の競争や捕食者から逃れる行動に関わる可能性を論じています。成鳥のオスは2歳以上でした。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
野外調査で羽色だけに頼らず、年齢や体の大きさも記録すれば、若いオスを見分ける助けになります。