パナマクビワウズラは、黒褐色の体に白い顔と胸が目立つウズラです。主に林床で過ごし、パナマ南部のダリエン山地と隣接するコロンビアの限られた山地に分布します。
体の大部分は暗い褐色から黒褐色で、顔・上胸・眉の上に白い部分があり、後頭部は黄褐色です。メスは腹側がより明るい黄褐色で、幼鳥は顎の白色が少ないとされます。
パナマクビワウズラは、パナマ東部のダリエン山地に暮らす鳥です。オスは黒っぽい頭に白い眉の線が走り、首の前には白い帯が上下にあります。背中の落ち着いたオリーブ色に対して、頭と首の白い部分が目立ちます。山の鳥の姿を特徴づけるのは、この白と暗い色の組み合わせです。
1963年六月七日、マリ山の頂上から西へ約六・五キロメートル、標高千四百五十メートルで得られたオスとメスが、新種の記載につながりました。原著は、同時に得られた二羽を詳しく比べ、オスの翼を約十三センチ、メスの翼もほぼ同じ長さと記しています。小さな二羽の標本から、山地に暮らす新しい仲間の姿が形になりました。
学名のディアレウコスは、白い模様をもつという意味のギリシャ語から付けられました。記載では、首の白い帯や背中の色を、南米の近い仲間と並べて比べています。白い線の位置や、首の周りの暗い部分の広がりが、山ごとに分かれて暮らす鳥の違いを表していました。
IUCNレッドリスト(BirdLife掲載) · 低懸念(LC) · 世界
BirdLifeの世界評価は低懸念です。コロンビアの鳥類分布図では、この種の資料が少なく、タカルクナ山の記録と、1980年に採集された標本の二件を使って、生息に適した場所が推定されました。国境にまたがる山地の森林を保ち、実際の生息場所を確かめることが、地域の保全の手がかりになります。