アンデスの山地などで風に乗り、動物の死体を探す大きな鳥です。
成鳥は黒っぽい羽と、首の付け根の白い羽が目立ちます。オスには、メスにはない頭の上の肉の盛り上がりがあります。
アンデスのコンドルは、大きな翼を広げ、上昇する空気や山沿いの風を使って飛びます。地上の死体を目で探し、ほかの鳥が集まる様子も手がかりにします。広い土地を動いて餌を得る暮らしは、谷や山地を越えて、人が使う土地とも重なっています。
コロンビアなどでは、施設で育った鳥を野生へ戻し、電波を使って行動を追う取組が続いてきました。地域の見守り役は、鳥の暮らしや保全を伝え、学校の子どもたちも、双眼鏡を使った観察や記録の方法を学びます。放した後の暮らしを確かめる仕事に、地域の人が関わっています。
死体を食べる習性は、毒への危険にもつながります。家畜を襲う別の動物を狙った毒入りの死体が、コンドルを害することがあります。生息地の減少や送電線との衝突も課題です。ボリビアとペルーにまたがる地域でも、集団を見守り、国境を越えて保全を考える活動が行われています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ほかの動物を狙う毒入りの死体、鉛、生息地の減少、送電線との衝突などが脅威です。野生復帰後の見守りや地域での教育、重要な生息地をつなぐ保全計画などが進められています。