チベット高原にすむ、野生のロバの仲間です。
キアンは野生のロバの仲間で最も大きい種です。
四川省の石渠県は、キアンが分布するチベット高原の東端にあたります。二〇二三年七〜八月の調査では、草原や湿地などに百三十三本の調査線が設けられ、百六群・五百三頭が記録され、最大の群れは四十八頭でした。一群の数は道路や放牧地点から遠い場所ほど大きい傾向がありました。
適地モデルは三千四百二平方キロ余りを示し、県土の約一三・五%でした。分布は六つの郷鎮周辺に点在し、大きな連続地はChangshagongma国家自然保護区周辺とSexu鎮付近にありました。平均密度は一平方キロあたり〇・四一頭、県内の推定総数は約千三百九十五頭でした。分布モデルでは、放牧地点までの距離、標高、年間の気温差が主な要因でした。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
石渠県の二〇二三年調査では、生息適地が県の約一三・五%に点在すると推定され、一群の頭数は道路や放牧地点から離れるほど大きい傾向でした。道路や放牧との位置関係、草地の連続性を含めた地域モニタリングが、この端の集団を把握する手がかりになります。世界全体の正式な保全区分、評価日、動向は今回の資料には含めていません。