アフリカ南部の低木地や半開けた場所で、地面を歩いて種子や昆虫などを探すシャコの仲間です。興奮すると尾を立てることがあります。
茶色の羽は枯れ枝や草にまぎれやすく、細い線や斑点、横しま模様があります。頭の淡い眉の下には濃い色の帯が見えます。
カミナガシャコは、低木が密に茂る林や、草がからみ合う場所を利用します。南アフリカのリンポポ州では、ウシと野生動物が暮らす農場の茂みにもすんでいます。地面に近い場所で過ごすこの鳥の体には、マダニの幼い段階である幼虫や若虫が付くことがあります。
1996年六月から翌年六月、農場で採集した野生の二十三羽と、周囲の植物に付いたマダニが調べられました。鳥の体からは、合計十三種類が見つかりました。研究者は、そのうち四種類を本種に通常寄生するものと考え、残りを偶然付いたものとして区別しました。
多く見つかったマダニでも、鳥の体のどこに付くかは違っていました。ある種類の幼虫は主に頭に付き、別の種類の幼虫は胴体や翼に多く付いていました。同じ茂みの植物から採れたマダニと、鳥に付いたマダニでも、種類ごとの多さは異なっていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
南部アフリカの1997年の鳥類分布資料は、低木が取り払われる場所での局地的な影響を挙げ、生息状況を追う必要を伝えています。草が少ない場所でも低木の茂みを利用するため、農地や放牧地に残る、身を隠せる林や低木のまとまりも保全の対象になります。