オーストラリア南東部やタスマニア島などにすむウォンバットです。地面に穴を掘って休み、草を食べて暮らします。
がっしりした体と短い脚を持ち、穴を掘るための丈夫な爪があります。鼻先には毛がありません。
ヒメウォンバットは、草を食べ、地面に掘った巣穴を使う有袋類です。その暮らしを示す目立つ跡の一つが、角のある四角いうんちです。低い岩や切り株などに残されることがあり、丸みのある体とは対照的な形が、消化の仕組みを調べるきっかけになりました。
2021年の研究では、腸を調べ、壁の厚さや硬さを測りました。調べた腸では、終わりに近い部分で、すでにうんちに角ができていました。腸の壁は場所によって硬さが違い、縮むときの動きの差が、平らな面や角を作る仕組みに関わると考えられています。
研究者は、硬い部分と柔らかい部分を組み合わせた数式のモデルでも、角が生まれる過程を調べました。一方、タスマニアでは、ダニによる皮膚の病気が地域によって大きな被害を起こします。病気の広がりや個体数を調べ、野外での対応を研究する取組も続いています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ダニによる皮膚の病気が、タスマニアの一部地域で大きな被害を起こしています。州政府と大学は、広がりや個体数の監視、野外での対応方法の研究を進めています。