オスは尾を扇のように広げます。コンゴ盆地の低地林では、果実や昆虫を食べます。
オスは尾の羽を扇のように広げます。
コンゴクジャクは、アフリカの森に暮らし、アジアのインドクジャクやマクジャクと近い系統に属します。インドクジャクのオスのような、目玉模様の長い飾り羽はありません。離れた大陸で暮らし、飾りの姿も違う鳥たちの間に、共通の祖先から続くつながりがあります。
一九九七年の研究では、動物園から提供されたコンゴクジャクの血液を使って、遺伝子の並びが調べられました。対象にしたのは、細胞の中でエネルギーを作るミトコンドリアの二つの部分です。クジャクの仲間に加え、ホロホロチョウやシャコなど、候補になる鳥たちの配列と比べられました。
どちらの部分から作った系統図でも、コンゴクジャクはインドクジャクとマクジャクの近くに位置しました。解析の方法を変えても、このつながりは強く支持されました。羽の飾りやすんでいる場所に加えて、体の中に受け継がれた遺伝情報を比べることで、鳥たちの長い歴史の一端が見えてきた研究です。
IUCNレッドリスト · 準絶滅危惧(NT) · 世界
二〇二一年九月二十三日に評価され、二〇二二年に公表された世界評価では、コンゴクジャクは準絶滅危惧(NT)、個体数は減少傾向です。狩猟に加え、採掘、農地化、伐採による森林の減少が脅威とされています。保護区や国立公園の管理を強め、分布と必要な生息環境を調べること、食用の捕獲を減らす取り組みが提案されています。