オスもメスも、首のように細長い部分が大きく立ち上がり、腹部にははっきりした模様があります。
記載されたオスとメスでは、腹部に波打つ茶色の輪模様があります。腹部の背中側には、こぶが1つあります。
Eriauchenus andrianampoinimerinaには、地面より高い植物の上にいるものがいます。低い標高の森から、山の上の低木が生える場所まで暮らしています。森の中の高さと、山の標高という、二つの方向に広がる住み場所を持つ小さなクモです。
二〇〇八年十二月、マロアンツェトラの北にあるミキラの森では、標高百九十五メートルで本種が採集されました。その中には、地面から五〜十フィート、約一・五〜三メートルの高さの植物から得られたメスと若い個体が含まれます。地面から離れた高さの植物も、このクモがいる場所の一つです。
一方、二〇〇三年二月には、マロジェジ国立公園の標高二千メートルの低木地で、オスと若い個体が採集されています。低い森と高い山の別々の資料が、一つの種につながっています。二〇一八年の研究は、こうした採集地の違いをまとめ、本種が見つかった環境の幅を示しました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
本種の採集地の一つ、マロジェジ国立公園では、管理団体が、伐採、開墾に続く火入れ、狩猟を公園全体の主な圧力として挙げています。本種の生息状況を調べる際には、低い標高の森だけでなく、高い山の低木地も対象にする方法があります。採集された高さや植物の状態を合わせて調べることで、場所ごとの生息環境を詳しく把握できます。