グアテマラで記載された小型のトガリネズミです。原記載は、セロ・ククルチョの雲霧林で採集された標本を本種として記述しています。
背中は暗褐色で、毛の根元は銀灰色です。腹側はより淡い褐色で、幅広い前足には長く幅広い爪があります。
このトガリネズミには、体の中に条虫を宿す個体がいます。条虫は平たい体を持つ寄生虫です。セロ・ククルチョの雲霧林では、本種と、別のソレックス属のトガリネズミの双方から見つかりました。小さな哺乳類の体内にも、ほかの生き物とのつながりがあります。
2013年一月の調査では、本種のおとながメス三頭、オス三頭捕まりました。すべて、地面に埋めた小さな容器を使う落とし穴式の罠で得られた個体です。研究者は、毛皮や骨格などを標本として保存するとともに、寄生虫も調べました。
報告時点で、見つかった条虫はまだ名前の付いていない種でした。2019年にトガリネズミ自身が新種として記載された際にも、この寄生虫の記録が引き継がれました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2013年に本種が調べられた雲霧林は、孤立して残る小さな森林で、調査者は生息地が強く荒らされていたと報告しています。2014年の論文は、森林の消失が進む地域で、小型哺乳類の分布と必要な生息環境を明らかにする重要性を挙げています。