インドネシア東部の島々で地上に暮らし、砂の塚に卵を埋めるツカツクリです。
赤褐色の体に小さな冠羽があり、体に比べて大きい赤い脚と足をもちます。1991年の野外調査では、オスとメスを見分けにくいと記録されました。
スラツカツクリは、インドネシアのバンガイ諸島とスラ諸島に暮らす鳥です。大きな足で土を積んだ塚を手入れし、繁殖に使います。調査では、食べ物を探す鳥が近くに寄り添う二羽で見つかり、根やミミズなどを食べる姿も記録されました。森の地面での生活に、大きな足が働いています。
1991年十一月から十二月、ラボボ島の塚では、観察した二十四日のうち十六日に鳥が訪れました。塚に着くと、左右の足を交互に使って、上から下へ土をかきます。一度に百十六分も作業を続けた例がありました。一羽で働くことも二羽で働くこともあり、塚の手入れが繰り返されていました。
作業の間も、周囲への警戒は続いていました。不意の音がすると足を止め、動かずに様子をうかがいます。別の鳥が上げた鋭い声に反応した例もありました。足で土をかきながら、耳では周りの変化を捉える暮らしです。塚の上で続く細かな動きから、巣の手入れと警戒を両立する姿が浮かび上がります。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
1998年の繁殖研究は、伐採された森や茂みでも鳥と塚が見つかったことを報告し、食べ物や巣の周りの環境をさらに調べる必要を挙げています。1995年の保全計画では、森林の伐採、狩猟、卵の採集、人が持ち込んだネコによる捕食が課題とされました。