灰褐色のずんぐりした体と大きな足を持つツカツクリです。森の地面で落ち葉をかき分けて餌を探し、火山性の熱や腐植熱を利用する共同営巣地の周辺にも集まります。
灰褐色のずんぐりした体、大きな足、細い首、小さな冠羽が特徴です。メスはオスより少し明るく、褐色みが強いとされます。
メラネシアツカツクリは、島々の森林に暮らす鳥です。ニューブリテン島のホスキンス岬では、火山の近くの地面に穴を掘り、卵を埋める姿が記録されています。卵を温めるのは、地下から伝わる熱です。暖かい土の中で、卵の中のひなが育ちます。
1962年七月、この場所を訪れた研究者は、一つの穴で温度を測りました。空気の温度は三十一度でしたが、卵のあった深さ約一・二メートルの土は三十六度、そこからさらに約十五センチ下では三十七度でした。地面の奥ほど温かく、卵の置かれた場所にも、外の空気より高い温度が保たれていました。
周囲の森林には、温泉や湯気を出す割れ目がありました。産卵場所では、やわらかな火山の土に多くの穴が掘られていました。木々のある森と、その下に残る火山の熱が重なることで、メラネシアツカツクリの独特な卵の育つ場所ができていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
1984年のニューブリテン島西部の研究は、食べ物を探す低地の熱帯雨林と、集まって産卵する場所の両方が重要だと報告しました。大規模な伐採による森林の消失、産卵場所の近くでのかく乱、卵の取りすぎを保全上の課題に挙げています。