白黒模様の小さなキツツキです。日本では平地から低い山の林で、一年中見られます。
オスとメスはよく似ています。オスの後頭部には赤い羽がありますが、普段は隠れて見えにくい部分です。
コゲラは、自分で木に穴を掘って巣やねぐらをつくります。北海道札幌市の自然林で、研究者は2006〜2010年の5年間、147ヘクタールの森の一部を調べました。使われた木は50本で、巣の木が8本、ねぐらの木が10本、古い穴が残る木が32本。これらを使われていない木280本と比べました。コゲラは、より太く、朽ちた木を使う傾向がありました。
シラカンバやミズナラのような林で目立つ樹種は、穴を掘る木として選ばれにくく、ケヤマハンノキなど特定の木が選ばれていました。実際に、ケヤマハンノキは使われた木が15本、使われていない木が8本でした。研究者は、体の小さなコゲラは掘る力が弱いため、木が朽ちて柔らかくなった木を選ぶと考えています。
IUCNレッドリスト · 低懸念(LC) · 世界
IUCNレッドリストの2024年世界評価では低懸念(LC)ですが、個体数の傾向は減少とされています。
環境省の第5次レッドリストでは、コゲラの亜種オリイコゲラ(Yungipicus kizuki orii)が絶滅危惧IB類(EN)です。西表島にすむ亜種で、森林伐採や河川開発による環境の減少が懸念されています。