ユーラシアや北アメリカの森・山地などにすむクマです。植物も動物も食べ、季節に合わせて食べ物を変えます。
毛は茶色が多いものの、淡いクリーム色から黒に近い色まで違いがあります。
アラスカのアレクナギク湖に流れ込む小川では、ヒグマが夏に産卵へ戻るベニザケを食べます。幅五メートル未満、深さ三十センチメートル未満の小川には、魚が隠れる倒木などが少なく、クマがサケを捕らえやすい環境があります。湖の両岸には、それぞれ三本の小川がまとまっています。
2026年の研究は、2012〜2022年に、川を横切る有刺鉄線に残った毛を集めた資料を分析しました。毛のDNAで個体を区別し、炭素と窒素の成分から、食事にサケがどれほど関わったかを推定しています。複数年にわたり毛を得た34頭、117試料の比較では、同じ個体でも初めて確認されてから年を重ねるにつれ、サケを多く食べたことを示す成分が強まりました。サケが多い北東岸の小川を利用する個体でも、その成分は高くなりました。一方で個体差も大きく、サケのいる川を訪れるヒグマにも、植物を多く食べる個体から肉への依存が高い個体までいました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
アラスカのカトマイ国立公園のブルックス・キャンプでは、ヒグマが人と食べ物を結びつけて覚えることを防ぐため、指定された食糧庫に食べ物を保管する管理が行われています。米国国立公園局の2025年九月更新の案内は、人から魚を得るようになったクマが、最終的に駆除される危険も説明しています。観察場所では人の集まりを避けて採餌する個体もいるため、観察台を利用し、静かに見ることも求めています。