長い脚とへら形のくちばしを持つ、白い水鳥です。
白い羽で、長いくちばしの先がへらのように広がります。飛ぶときは首を伸ばします。
中国・江蘇省の塩城では、ヘラサギは自然湿地だけでなく、養殖池や農業用水路でも冬に餌を探していました。Xuらは2021〜22年と2022〜23年の冬、塩城自然保護区の中心域と周辺域で12回の調査を行い、のべ2,813羽を記録しました。ヨシ池や塩生植物の湿地など自然湿地の記録は約60%、養殖池や水路など人工湿地は約40%でした。
利用地点の水深は平均7.4±0.3センチで、水深は生息地利用モデルで最も重要な要因でした。日中の観察では、行動記録の68.6%が採餌、31.4%が休息でした。ヨシ池では採餌が49.6%で、二つの行動がほぼ半々です。塩城で冬を過ごすヘラサギの居場所は、自然の湿地と人が管理する水辺の両方にまたがっていました。
IUCNレッドリスト · 低懸念(Least Concern, LC) · 世界全体(種レベル)
IUCNの2025年世界評価では低懸念(LC)で、個体数傾向は増加とされています。成熟個体数は52,800〜63,900と推定され、評価日は2025年6月5日です。評価ページには回復計画と体系的なモニタリング、全分布域での保全地域の特定、少なくとも一つの保護区での生息が記録されています。塩城の2021〜23年冬季調査は、自然湿地のほか養殖池や農業用水路でもヘラサギが餌を探す姿を確認しました。研究者は自然湿地の保全と、人工湿地での水深・人の活動の管理を提案しています。IUCNの記録は世界評価、塩城の結果は一つの保護区での2冬の調査です。