オスは緑黒色の頭に丸い白斑があり、メスの頭は茶色です。北米では北の森林湖で繁殖し、冬は湖や海岸へ移ります。
オスの頭は緑黒色で、くちばしの近くに丸い白斑があります。メスは茶色い頭と灰色の体です。
木の穴に巣を作るホオジロガモにも、卵を狙う相手がいます。ノルウェーでは、木を登るマツテンが巣を襲うことがあります。長く置かれた巣箱ほど捕食される割合が高いという記録から、捕食者が巣の場所を覚えている可能性が浮かび上がりました。
2023年の原著は、ノルウェー南東部で1972~2020年に集められた記録を分析しています。ホオジロガモが利用した181個の巣箱で、計509回の営巣の結末が調べられました。羽毛だけが残って卵がなくなっていたり、割れた卵が残っていたりした173回は、巣が襲われたと判定されています。マツテンの毛やふん、爪痕なども一部で見つかりました。
設置してから多くの繁殖期が過ぎた巣箱ほど、卵を食べられる可能性が高くなっていました。著者らは、マツテンが見つけた巣箱の位置を覚え、後の年にも訪れていると考えています。カモにとって何年も使える子育ての場所が、卵を探す相手にも覚えられていくという、森の中の関係が示されています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
スコットランドのミュア・オブ・ディネット自然保護区では、ホオジロガモ用の巣箱を設置し、利用や繁殖を毎年記録する取り組みが行われています。2021年6月からは、キノード湖で子育てする鳥への影響を減らすため、水上で遊ぶ人たちに湖の利用を控えるよう協力を求めました。NatureScotの2024年の報告では、2023年にホオジロガモ7家族から31羽が巣立ったとされています。巣の確保と、子育ての場を静かに保つ取り組みの一例です。