北アメリカにすむスカンクです。黒い体に白い模様があり、ふさふさした尾を持ちます。
背中の白い模様は、ふつう左右に分かれた筋になります。
シマスカンクの白黒模様には、白い部分が大きいものも、ほとんど黒いものもあります。その違いを北アメリカ全体で比べると、周りにどんな肉食動物がいるかとの関係が見えてきました。2023年の研究では、博物館に残る749点の毛皮標本を調べ、白い部分の広さや白黒の境目の長さ、左右の模様のそろい方を測っています。
研究者たちは、標本が集められた場所と、スカンクを襲う可能性がある動物の分布を重ねました。肉食動物が何を食べ、いつ活動するかも使い、場所ごとの危険の大きさを推定しています。その値が高い地域では、白黒の境目が長く、左右の模様がよりそろう傾向がありました。また、白い部分の広さには、地域の湿り気との関係も見つかっています。においで身を守るスカンクの模様には、周りの動物や気候と結びついた多様さが現れています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
シマスカンクの保全状況は、地域ごとに確認されています。テネシー州の野生動物資源庁は、州内の一部では数が多く、保全上の懸念はないとしています。一方、ペンシルベニア州の狩猟委員会は、車との衝突や病気、食べ物の不足、生息環境の変化が地域の数に影響すると説明しています。同州では、農地の周りの林や低木、水辺の草むらなどが、食べ物を探したり休んだりする場所になっています。