ニュージーランドの海岸にすむ小さなペンギンです。背中は青みが強く、おなかは白く見えます。
くちばしは暗い灰色で、先が少し曲がっています。オスはメスよりやや大きく、くちばしもがっしりしています。
コガタペンギンは、ニュージーランドの海岸で、夜の暗さに紛れて陸へ戻ります。岩のすき間や巣穴、建物の下などを使い、子育てや休息を行います。海で小魚などを追う暮らしの中には、陸で過ごし続ける大切な時期があります。羽がいっせいに生え替わる換羽の時期です。
古い羽を落とし、新しい水をはじく羽がそろうまで、およそ二週間は泳がず、餌も食べません。ニュージーランドでは主に夏に当たります。海へ出る日々を支える羽を更新する間、安全に休める陸の場所が必要です。普段の巣や、その周りの環境がこの時期にも関わります。
ウェリントン港のマティウ/サムズ島は、子育てだけでなく換羽のときにも避難場所になります。車や、持ち込まれた犬などによる危険が少ない環境が、陸で過ごす鳥を支えます。別の海岸では、巣箱や柵を用意し、捕食動物や海岸の開発による圧力を減らす活動も行われています。
ニュージーランドの保全評価(DOC掲載) · 減少傾向(At Risk–Declining) · ニュージーランド
ニュージーランドでは、犬などによる捕食、車や船との事故、網への絡まり、海岸の開発による巣場所の減少などが脅威です。地域の活動では、柵や巣箱を用意し、子育てや換羽の場所を守っています。