アオライチョウは北米西部の山地林にすむ大型のライチョウです。オスは春に首の袋や赤い眉の飾りを見せて求愛します。
オスは青みがかった灰色で、首に紫色の袋と赤い目の上の飾りがあります。メスは褐色で、周囲にまぎれる色です。
アオライチョウは、北米西部の内陸の山地に暮らします。季節によって使う高さや植物のある場所が変わり、繁殖する場所と冬を過ごす場所を移ることがあります。山の中の、違う姿の土地を使い分ける鳥です。
アイダホ南東部の研究をまとめた1986年の論文では、繁殖期と秋冬に使う場所の植物が比べられました。繁殖期には、標高二千百メートルより低い、ヨモギ属の低木やさまざまな茂みのある場所が使われていました。ひなを連れたメスは、高さ五十センチメートルを超える草などがある場所をよく使いました。
秋と冬には、標高二千二百八十五メートルより高い、木が詰まり過ぎていない針葉樹林が使われました。冬の休み木としては、ベイマツがよく選ばれていました。ひなを連れて地面で過ごす時期の背の高い草と、冬に休む木。同じ山地の中にも、季節の暮らしに関わる違った植物の姿があります。
IUCNレッドリスト(BirdLife掲載) · 低懸念(LC) · 世界
BirdLifeの2021年評価では、アオライチョウは世界全体で低懸念です。アイダホの研究は、繁殖期の低木や草のある場所と、秋冬の針葉樹林という、季節ごとの生息場所を示しています。子育てに使う地上の植生と、冬の休み木を合わせて残すことが、地域の保全を考える手がかりになります。